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無料!転職エージェントの上手な使い方

無料の転職エージェントを120%活用する方法

医師の転職において、新たな医療機関と雇用契約を結ぶ上で医師転職サイトのエージェントは、常勤・非常勤にかかわらず必要不可欠な存在です。

そして、そのエージェントの能力は医師の転職活動の効率や成果に直結するため、優秀なエージェントをパートナーにすることが転職成功のカギとなります。

今回の記事ではどんなエージェントが優秀で信頼できるのか、どのように利用すればいいのかについてまとめました。

医師の転職には情報処理能力が必要

医師が転職先を見つけるにあたり、とても大切な能力があります。

それは、大量の情報の中から条件のいい求人情報を見つけ出す能力です。

現在、医師転職サイトは何百という数が存在し、それぞれのサイトに常に何万という求人が掲載されています。

この中には特定の医師転職サイトにしか掲載されていない案件や、複数の医師転職サイトに掲載されているもののサイトごとに給与の提示額が異なる案件も含まれています。

医師転職サイトに登録して自分一人の力で探すこともできますが、このように膨大な案件の中から自分に合った求人案件を探すのは至難の業です。

ただでさえ大変な転職活動なのに、日常診療が終了した後に求人情報を探して回る手間まで増えてしまうのは、転職希望者の大きな負担となってしまいます。

医師転職サイトのエージェントとは

前項でも述べましたが、現在の勤務先が休憩もろくに取れず、朝早くから夜遅くまで仕事をしなければならないような職場である場合、医師一人の力のみで転職活動をするのはかなり大変であると言えます。

そこで必要となるのが医師転職サイトのエージェントの力を借りることです。

医師の転職においてエージェントがサポートしてくれることは、以下の例のようにたくさんあります。

  • 膨大な数の求人情報の中から医師が希望する案件の選別
  • 非公開求人という、サイトに掲載されておらずエージェント伝いでしか手に入れられない案件の情報提供
  • 転職先の候補となる医療機関への見学や面談のセッティング、その際に注意すべき事項(服装など)の指導
  • 履歴書から雇用契約書に至るまで書類全般のチェック
  • 退職に関しての相談や医師のキャリアに対するアドバイス
  • ツテで転職する際のアドバイス

これだけ様々なサポートをしてくれる医師転職サイトのエージェントですが、サイトに登録した医師はこれらをすべて無料でお願いできます。

ぜひ医師転職サイトのエージェントとともに転職活動し、自分の希望とマッチする医療機関と雇用契約を結びましょう。

エージェントが優秀か、信頼に足る人物かを判断するポイント

医師転職サイトに登録すると医師に対して担当のエージェントがつくことがほとんどですが、どうせなら優秀で自分と相性がいい人と転職活動をしたいですよね。

もしあまり能力の高くないエージェントが担当になってしまった場合、希望条件と合致する案件を提示してこないなど、転職活動が滞ってしまう原因にもなりかねません。

能力の高いエージェントであれば、希望の案件の紹介はもちろん、それとは違った視点で見つけ出した案件の紹介をするなど、他の可能性にも気づかせてくれます。

優秀なエージェントかどうか見極めるには以下に挙げたポイントを参考に判断すると良いでしょう。

  • 転職を希望する医師が何を求めているのかを理解しているか
  • その医師の転職に対してどのように考えているか
  • 医師の希望条件への対応力があるか
  • 医師の要望に対するレスポンスが早いか
  • 医師との相性がいいか

これらのポイントについて詳しく解説していきます。

転職を希望する医師が何を求めているのかを理解しているか

転職を希望する医師は、まずエージェントと面談をして今までの経歴・今後のキャリア・転職先の希望条件などについて話します。

優秀なエージェントであれば、医師の話をうまく引き出して希望条件を細かく絞り込んでくれたり、そもそも転職自体を悩んでいることを察して相談に乗ってくれたりする場合があります。

反対に、紹介したい求人のことばかりを話し、医師に妥協を求めてくるようなエージェントも存在します。

こちらの話をしっかりと聞き細かい条件等のすり合わせをして、本当に求めているものは何かを理解してくれるエージェントは間違いなく優秀であると言えます。

その医師の転職に対してどのように考えているか

エージェントに自分の考えや希望を知ってもらうことももちろん重要ですが、エージェントが医師の転職に対してどう考えているのかを知ることも、どちらも同じくらい重要です。

下記のような質問を自分からエージェントにしてみて、どのような考えを持っているのかを探っていきましょう。

転職市場における今の自分の客観的な評価は?

現時点での自分の医師としての価値がどの程度なのかをプロに判断してもらい、自分に適正な待遇はどの程度かを評価してもらいましょう。

医師の能力や年次を考慮し、今後の転職活動をどうするべきかを具体的に提示できる人物は優秀であると判断してよいでしょう。

転職によって今後どのようなキャリア展開となるか?

医師が転職する上で気にしなければならないことの一つが、転職後の勤務内容やそれによるキャリア形成はどうなるのかという長期的な展望です。

医師を転職させることにしか注目していないエージェントは、転職後にその医師がどうなったかについて気にかけてくれません。

その点、優秀なエージェントであれば長期的な目線でしっかりと分析してくれますので、求人案件と提示された際に質問してみましょう。

転職をしないという選択肢もアリか?

医師転職サイトのエージェントは医師と医療機関が雇用契約を結んで初めて報酬が手に入るので、もちろん契約をさせたいと考えています。

良くないエージェントは、この条件は妥協するべきだとこちらの希望を聞いてくれなかったり、イマイチな案件に対しメリットばかり上げたりと、とにかくすぐに転職させようとしてきます。

しかし、本当に医師のことを考えてくれるエージェントなら、転職する事でのメリットとデメリット等をきちんと説明してくれるでしょう。

そのうえで最終的にどうするのかの判断を医師側にゆだねてくれるはずです。

他社の求人案件について

各エージェントは、自社と他社とで同じ案件を掲載している、今は取扱っていなくても過去にその医療機関の求人を掲載していたなどが理由で他社の求人案件や医療機関の情報を持っていることも多いです。

また、医師転職会社ごとに蓄積されてきた、その医療機関に関するデータというものも存在します。

はっきり言ってしまえばこれはそのエージェントの売り上げには全くつながらないのですが、仕事ができるエージェントは出し惜しみせず教えてくれます。

逆にこの質問をしたとき、自分の提示している案件以外はダメだ、この会社はよくないなどと明確な理由もなく否定してくるエージェントには要注意です。

気になる案件に対し、他社数社にも相談してみて客観的な意見を聞き、それらを統合して結論を出す事が大切です。

これはエージェントの評価のみならず、求人案件自体の評価にも繋がるため、積極的に試していきましょう。

エージェントの経験談

医師転職会社のエージェントは、すでにたくさんの医師の転職を成功させていますが、同様に転職に失敗した例も経験してきているはずです。

医師が転職に失敗した経験は、そのエージェントのサポートが甘かった・間違っていたとも言い換えられるので、質問してもあまりいい顔はしないかもしれません。

それでも率直に失敗談を話してくれるエージェントは、むしろ信頼できると言えるでしょう。

また、その失敗談を自分が上手く転職活動をするヒントとして活用することも可能です。

医師の希望条件への対応力があるか

医師が転職活動を始めてエージェントに希望条件を伝えると、医師の希望に合った求人案件を紹介してもらえます。

しかし中には希望条件が厳しかったり、需要が少なかったりといった理由で希望に合致した案件が見つからない場合もあります。

その際に、もう紹介できる案件はないので他社を当たってください、と言うか、希望条件の見直しや全く別の案件を紹介してくれるかがエージェントの対応力の差となります。すぐに切り捨てるのではなく、臨機応変に対応してくれるエージェントを探しましょう。

医師の要望に対するレスポンスが早いか

これは社会人なら当たり前なのですが、レスポンスが悪いと相手への印象は悪くなってしまいます。

もちろん休暇中などであれば仕方ないのですが、そうでないときになかなか返事が返ってこないエージェントに当たってしまうと転職活動が円滑に進みません。

それどころか、医師と医療機関の仲介をしているエージェントのレスポンスが悪いのに、医師の返信が遅いのかと先方の医療機関に悪い印象を与えてしまう事にもつながります。

そうなると、ひいては不採用となってしまう可能性すらあるので、てきぱきと動いてくれるエージェントかどうか、医療機関と連絡を取る前にしっかりと見極めましょう。

その医師との相性がいいか

医師もエージェントも人間なので、仕事ができる出来ない以前に人としての相性があります。

相性が合わないと転職に対する考え方にも相違が生まれますし、エージェント側も相性が悪いと感じている場合、優先順位が下がってしまうことにもつながります。

そうすると結果的に転職活動が上手くいかない原因にもなってしまうため、相性がどうかということも重要になるのです。少なくとも数カ月、長いと年単位での付き合いになりますので、もしエージェントとの相性が悪く関係性が維持できないと感じたら、早めに医師転職会社にエージェントの担当変更をお願いしましょう。

まとめ

相性が良く優秀なエージェントを見つけると転職活動も難なく進むことでしょう。
もし担当となったエージェントと合わなかった場合、担当変更を申し出てしまうと、一社にしか登録していなかった場合どうしても時間のロスが出てきます。
このロスをなるべく少なくするため、そして医療機関の情報をたくさん集めて比較検討するためにも複数の医師転職サイトに登録するようにしましょう。
自分が合わないと感じたエージェントから切っていくことにより、よりうまく転職活動ができることは言うまでもありません。

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